日本人の心の支えとうつ病

日本人の心の支えの崩壊がうつ病の変化の理由ではないかと考えています。日本人のうつ病の変化の理由の一つとして300年以上続いている哲学が崩れてしまったということが関係しているのではないでしょうか。日本に儒教が伝わってきたのは徳川家康が戦国時代を終わらせるために都合のよい哲学を組み入れたことに始まったとされています。これは非常に賢い考え方であり、それによって江戸時代の平和が訪れたのかもしれません。それが崩壊してしまったと考えられている現代は秩序のない戦国時代のような時代に逆戻ってしまっているのではないでしょうか。儒教文化の中では、社会はこうあるべきだという姿や、どうやってそういう社会に適応していくかを考えていけばよかったのですが、儒教文化がなくなった現代を考えると、あるべき社会の姿を見失い、何をしたらいいのかわからない世の中になってしまっているように感じます。特に若い世代は非常に不安な気持ちを持っており、空回りをしているのではないでしょうか。現代ではオタクっぽさが目立つようになっていると感じます。自分に対するこだわりが強いことによってうつ状態になっている人が増えているように思います。自分の秩序を非常に重視する、自分の中の細かい部分にこだわる、執着気質が目立っているように思います。うつ病になる人は細かいところにこだわりすぎて、全体よりも小さいところを大事にする傾向が強く見られます。この点では昔のうつ病と同じといえますが、その方向性では大きな違いがあるように感じられます。社会のなかで病像は同じうつ病という疾患であっても、うつ病になるルートが違っているのではないかと思っています。これは自殺にも同じようなことが言えるのではないでしょうか。自殺の背景には経済的な理由もあるかと思いますが、もちろんメンタル的な部分も大きいです。精神科医は現在の診療や治療は世の中の流れの先にあることを理解し、それに対応する必要があるのではないでしょうか。

精神科医の転職も大変だと思いますが、こうした仕事は現在だからこそ求められているような気がします。

ぜひ医師で転職を考えている方は、参考にしてみてください。

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