転職が決まった後も、社会人として気を付けるべきことは沢山あります。その一つが、現在の勤め先での手続きです。長年お世話になった病院等に対して心配と迷惑を掛けるわけにはいきません。業務の引継ぎ等は滞りなく済ませるようにします。突然抜けた穴を埋めるのは同僚の医師達に他なりませんから、彼らに対しては出来る限り配慮するようにしましょう。引継ぎに関しては口頭で行うこともありますが、仕事量が多い場合、煩雑な場合は、電子媒体に記録しておきます。
 引き継ぎがスムーズに終わると、同僚や上司に退職理由を伝えなければなりません。それまでにも口頭で何度か説明しているでしょうが、社会人としては文書で残すことをお勧めします。正直に伝えても構いませんし、どうしても伝えられない場合は誤魔化すのもマナーの一つです。特に人間関係に波風を立ててしまうような理由であれば、「一身上の都合」とだけ記して渡すようにします。
 一番難しい手続きが、退職期日に関するものです。労務、人事や所属する部署と相談して決めなければなりません。人事がこの調整に時間と手間を掛けてくれることを忘れず、感謝するようにしましょう。有給休暇の消化等は忘れやすい事項ですから、必ず労務と相談して指示を仰いでください。有給休暇の日数が長期に及ぶ場合、同僚に一層迷惑を掛けることになりますが、その場合も消化しなければなりません。気遣いは必要ですが、労働者としての権利を放棄する真似は許されないのです。